MAVIC R-SYS再入荷のお知らせです。

MAVIC R-SYS

トラコンプテクノロジー&カーボンスポーク(後輪フリー側はアルミスポーク)で抜群の乗り心地の良さと軽量化に貢献。ヒルクライムや加速時の反応もバツグンです。MAVICホイール共通の長所である優れた耐久性と振れの出にくさ、長期に渡って使い続けられるホイールです。※カーボンスポークはキズには弱い為、お取り扱いには留意ください。

キシリウム系のアルミスポークホイールと比較して、乗り心地は振動の角が取れてマイルドな感じになります。マイルドとは言ってもスチールスポークの柔らかいホイールの乗り心地の良さとは全く乗り味が異なり、たわみで振動を逃がしていないので、

スチールスポークホイール:うにょ~ん、とたわみながら長時間の時間を掛けて振動を吸収する。

R-SYS:ハイモジュラスカーボンフレームのようにパンッ!と一瞬で振動を吸収する。たわみはない。ホイール自体のたわみが無いので、固いという感想も聞きますがガチガチゴツゴツではありません。カーボンスポークならではの乗り味です。

また、引っ張り側のテンションのみでホイールの形を保つ通常のスポークとは異なり、家の柱のようにカーボンスポークが押される側の応力にも支柱として機能しているので、ダンシングでのたわみがなく、重量の軽さと相まって反応の良いホイールです。

重量:F 575g,R 780g, pair 1355g, WTS system pair 1895g

イクシオンプロ・グリップリンク&パワーリンク700×23Cタイヤ、ホイールバック付属。700Cクリンチャー シマノ対応フリーボディM11(シマノ製カセットスプロケットは段数やグレードを問わず使用可能です。)

メーカー希望小売価格:¥155,000(税別)販売価格は店頭にて

MAVIC R-SYSトラコンプリング

これがトラコンプテクノロジーのキモとなるトラコンプリング。フランジ内側にあるシルバー色の丸いアルミ製のリング(トラコンプリング)でコンプレッション(圧縮)側の応力を支えています。カーボンスポークはネジ切りされたリムに直接ニップルで固定&ハブ側ではトラコンプリングで支える、という家の柱のようなしくみになっています。通常のスチールスポークのテンション構造とは全く異なります。

走行感や剛性感に繋がる優れモノですが構造上、長年の使用でこのトラコンプリングから音鳴りが発生する場合があります。コンプレッション(圧縮)側の応力でスポークヘッドとトラコンプリングが擦れる構造のためです。トラコンプリングとスポークヘッドにグリスを塗付、又はスポークテンションを上げると音鳴りは解消します。

画像は走行距離1万kmを優に超えたお客様のホイール。音鳴りが発生したので、スポークテンション確認後に増し締め(振れ取りとセンター出しは当然の事ながら並行して行います)、トラコンプリング外周部のグリス塗付で解消しました。この走行距離で初めてのフレ取りと増し締めとなりました。音鳴りが発生しなければ、お客様は問題なくそのまま使用していたかもしれません。

10,000kmオーバーで初回のフレ取り、もちろんホイールのフレは使用状況、体重、ペダリングによって大きく変わります。スポーク折れもペダリングスキルその他で発生度が大きく変わります。しかし、MAVICはフレにくい証明でもあります。2002年(だったと思います)発売になった私の初代キシリウムSLは10年以上使用して、1度もフレ取りの必要がありません。

ちなみに発生した異音は「シャッ、シャッ、シャッ」というような音が一定の周期で発生していました。トラコンプリングの周り止めの無いモデルやフロントホイールの場合は「ピキピキ、バキバキ」的な音の場合もあります。カーボンスポークに圧縮側の力が加わった際に発生する音なので、作業台に乗せた無負荷空転時には発生しません。乗車走行時のみに発生する異音です。ついでにハブのオーバーホール作業も行いました。ベアリングはガタや痛みもなく全く異常なし、まだまだ使えます。ベアリングのグリスアップとフリー内部の清掃と注油、玉当り調整で蘇りました。