当店前の車道と歩道の段差で、自転車でスリップして転倒する人が後を絶ちません。昨日も年配の女性が自転車で車道から歩道に進路を変えて乗り上げる際に転倒し、救急車を呼びました。怪我は左腕の骨折でした。

5年前に現在の場所にお店を引越してから、自転車の転倒事故で救急車を呼んだのは、これで2回目になります。どちらも怪我人は年配の方でした。転倒しても怪我無く立ち上がって走り去っていかれたのを見たケースを含めると、正確な数字をカウントしている訳ではありませんが、おおよそ1ヶ月に1度ほどは転倒を目撃しています。お店の営業時間外の事例を含めると、どれほどの件数になるのでしょうか。

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セオサイクル竹の塚店入口前の歩道と車道の境の段差です。この写真では一見なだらかに見えますが、

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かんざき歯科さんとの間にある側道への入口側、かなりの段差があります。

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段差は4.3cm、かなりの高さがあります。自転車にとっては障害物競走となりうる高さです。進入角度が浅ければ、簡単にスリップして転倒してしまう高さです。

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こちらは横断歩道側、段差は2cmになっています。低くなっているから自転車で確実に安全に越えられる高さとは言えません。たとえ2cmでもスリップや転倒に繋がる場合があります。

この段差は視覚障害者にとって車道と歩道を区別する重要な目印になっているそうです。2cmと4cmの段差の高さが違う事で、視覚障害者の方が横断歩道か否かを識別できるようにしているそうです。雨天時の排水をスムースにする役割も果たしています。自転車にとっての都合とは相反する難しい問題のようです。

「車道 歩道 段差」等で検索すると、様々な見解があり、誰にとっても具合の良い道路作りがいかに難しいかがわかります。

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ここで段差の高さが変わっています。かなり違いがあります。自転車での走行中に歩道に走路を変える場合には、段差の高さを見極めた上で対応する必要があると思います。

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赤線のように段差への進入角度が浅いとスリップしやすくなってしまいます。充分に減速した上で、黄色線のように深い進入角度で走行した方がスリップしにくくなります。ご年配の方やお子様を同乗している際は、自転車から降りて押して歩いて段差を超えるようにすると良いかもしれません。

また、この歩道はアスファルトの車道とは異なり、雨天時や路面が濡れていると非常に滑りやすいです。鉄製のマンホールの蓋の上も同様で、路面が濡れている際は摩擦係数が極端に減り、スリップや転倒を起こしやすくなります。くれぐれもご注意ください。※アスファルトも当然の事ながら雨天時の摩擦係数の減少はあります。

タイヤの細いロードバイク等で段差を超える場合は、スポーツのテクニックのように誰にでも同じように「できる」ものではなくなってきます。多かれ少なかれ一般の自転車でも同様で、路面状況、自転車の操縦技術、反射神経、運動神経、タイヤの太さや品質などによって「スリップするかしないか、転倒するかしないか」の境界線が変わります。スリップしにくい走り方のテクニックはあっても、絶対に転倒しない走り方はありません。

自転車での賠償事故がテレビや新聞等のメディアでも取り上げられ、話題になっていますが、単独事故も出来る限り未然に防ぐに越した事はありません。