ここ最近、お客様が持ち込む頻度の比較的高いトラブルのひとつ

ご自身で組み立てや分解メンテナンスをされるお客様なのですが

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1.シマノ左クランク締付ボルトの締付トルク不足により

2.左クランクにガタが発生する

3.右クランク(チェンリング)の位置がずれる事が原因で、フロントディレーラーの変速に不具合が発生する。クランクの緩みが原因で外側にずれるため、アウターに上げる変速の調子が悪くなるケースが多い

4.左クランク取付ボルト(樹脂のボルト)が緩んで脱落する

元々の原因は1で、2→3→4の順に症状が進行して気付くお客様が多いようです。

シマノ左クランク締付ボルトの適正締付トルクは12~14Nm(120~140kgf.cm)ステムやシートクランプの約3倍の締付トルクが適正値になっています。柄の長い5mmアーレンキーでないと適正締付トルクまで締付ができません。適正トルクでの組み立てと共に、定期的な点検と増し締めをお勧めします。

ちなみに柄の短い&柄の長い5mmアーレンキー及びトルクレンチを使って、私の締付トルクを確認したところ、

柄の短いアーレンキーで強く締め付ける:せいぜい8Nmが限界

柄の長いアーレンキーでしっかり締め付ける:13Nm(12~15Nmまでコントロール可)

といった結果になりました。

セオサイクル竹の塚店でお求め頂いた自転車には、お客様ご自身で整備された場合でもトルクレンチをお貸しいたします。※店頭での貸し出しのみ。持ち帰りの貸し出しは致しません。

※「左クランク締付ボルト」と「左クランク取付ボルト」はそれぞれ別の部品の名称です。

左クランク締付ボルト:5mmアーレンキーで左クランクを固定する金属ボルト

左クランク取付ボルト:樹脂製のガタ取りと位置決めの役割を果たすだけのボルト

井田