フレンチバルブの空気の入れ方

フレンチ(仏式)バルブは他のタイプのバルブと比較してより高圧に耐えられる、空気圧の調整がしやすい、といったメリットがあるので多くのスポーツ車に使われています。シティユース用マウンテンバイク(マウンテンバイクルック車)には手軽に取り扱える為、一般車と同じウッズ(英式)バルブが使われています。またマウンテンバイクにはシュレーダー(米式)バルブを使用している機種も多くありますが、スポーツ車のバルブの主流はフレンチバルブです。
一般車用の空気入れ(先に洗濯バサミのようなもの、トンボ口と言います、が付いているもの)では空気が入れられません。初めてスポーツ車をお乗りになったお客様の多くが、いざ空気を入れようとしたときに戸惑ってしまわれているようです。当店でフレンチバルブが使用されているスポーツ車をお買い求めになったお客様には納車時にご説明さしあげているのですが、ご自分で空気を入れる時になって・・・???どのようにして空気を入れた良いかわからない、というお客様が多くいらっしゃいます。
適正な空気圧の管理は快適な走りの第一歩です。空気があまいと走りが重くなるだけでなくタイヤ、チューブの傷みが早まり、パンクもしやすくなります。空気入れはフレンチバルブ専用の圧力計付きのものを揃えて頂くのがベストです。ぜひマスターしていただき、快適なサイクルライフをお楽しみください。

1 fv1 フレンチ(仏式)バルブはこのような形状をしています。キャップを外すと写真4のように先端にねじが付いているのが特徴です。
適正空気圧は車種、タイヤの種類によってさまざまです。
お乗りになっている自転車のタイヤサイドに記入されていますのでそれを参考にしてください。
空気圧の単位はPSIが最近は主流になっています。BARやkpa又はkg/㎡が使われることもあります。
2 fv11 写真のタイヤでは
INFLATE TO130PSI/9,0BAR MAX
の指定です。
最大空気圧130PSI/9,0BARという意味です。
異なる銘柄のタイヤでは
MIN50-MAX85 PSI
など範囲で空気圧を指定しているタイヤもあります。
3 FV10 写真はTOPEAKジョーブロープロの圧力ゲージ
内側の表示単位がPSI
||20||40||60||80||の目盛
外側の表示単位がBAR
||2||||4||||6||||8||の目盛
になっています。
タイヤ指定の単位と圧力をあわせて適正な圧力まで空気を入れてください。
4 fv2 空気は入れすぎても良くありません。空気の入れすぎは乗ってゴツゴツするだけでなく、バースト(破裂)する場合もあります。入れすぎたときは写真6の作業で空気を適正空気圧まで抜くようにして下さい。
5 fv3 まず、先端のねじを左回りにまわして緩めます。ねじを締めたまま(写真4の状態)では空気を入れることはできません。
6 fv4 次に、バルブの先端を指で押して少し空気を抜きます。「シュッ」と音がすればOKです。抜きすぎる必要はありません。
この作業を怠りますと、高い空気圧のため、または長期間使用していなかったなどの理由でバルブの中のパッキンが固着して空気が入らないことがあります。
空気を入れすぎた際もこの作業で適正空気圧まで空気を抜いて下さい。
7 fv5 空気入れの口金を真直ぐに奥まで差し込んでください。差込みが浅いと「シュー」という音がして空気が洩れてしまい、入りません。
写真ではすきまが残っていますがこのすきまの距離は使用されているチューブ、タイヤ、リム(車輪)の種類によって変わります。バルブの長さがさまざまなためすきまの距離はケースバイケースになりますから写真のように根元まで差し込めない場合もあります。
8 fv6 これは悪い例です。空気入れの口金がまっすぐに差し込まれていず、曲がってしまっています。
この状態では空気を入れようとしても洩れてしまいます。写真5のように真直ぐに差込み直して下さい。
空気を入れ終わったら空気入れの口金を抜き、緩めたバルブ先端のねじを締めて(写真4の状態)終了です。
9 fv8 写真7と同じ作業です。
これは最近のポンプに多いロックレバー式口金。
7と同様に6の作業後に口金をバルブの奥まで差し込んでから・・・
写真10に続きます。
10 fv9 写真9に続いてロックレバーを90度起こしてロックします。
口金がバルブに固定され、この状態で空気が溢れて漏れる事なく入れることができます。
11 fv7 ”6”の作業の後、この写真のように”フレンチバルブアダプター”を付けると英式バルブ用空気入れ(一般の空気入れ)で空気を入れることができます。ただし、適正な空気圧まで入りきらないので専用の空気入れを揃えるまでの間に合わせ用、として使用していてください。
空気圧の単位換算

1PSI=0.06895BAR=0.0703kg/c㎡
1BAR=14.5PSI=1.02kg/c㎡
1kg/c㎡=14.2PSI=0.981BAR