LOOK 785 Huez RSインプレッションその1

最終更新日時 : 2019年5月3日
LOOk 785 Huez RS

ホイールを変えつつ、ある程度の距離を乗ったのでLOOK 785 Huez RS PF86インプレその1

MAVIC R-SYS SLR、キシリウムSL、コスミックカーボン40Cとスポーク素材の異なるホイールで乗り、ホイールの印象や差異を差し引いて考えられるので。これからチューブレスやチューブラーも試してみます。印象が変われば、改めて書き加えるつもりです。

加速や登りが軽快で気持ちよく進む印象は、セオサイクル社内試乗会で試乗した第1印象と全く変わりません。単純に「軽い」「早い」だけではなく、官能的に乗り味の良さが伝わってくるフィーリングは流石LOOKならではのものです。気になる悪いクセや欠点も見当たらない。

軽量フレームであることからヒルクライムスペシャルと紹介される事もありますが、フレームサイズを問わずオーソドックスなスケルトン、短かすぎないフロントセンター、無難で癖のないトレール(ヘッドアングルとフォークオフセットも含む)の恩恵で、用途や目的を限定していないオールラウンドな性格だと思います。ロングライドにも適しています。神経質なところが全くありません。

振動吸収性

振動の角が取れていて、素晴らしく優秀です。細身のシートステーに12tアラミド繊維+24tの低弾性カーボンをあえて使っている恩恵が明らかにあります。荒れた路面でサドルに伝わる振動が明らかに角が取れて減衰しているし、ハンドル側の振動も角が取れてマイルドにいなしている。振動吸収性を上げるためにシートステーに工夫を凝らしているメーカーが増えていますが、ハンドルに伝わる振動も同じようなフィーリングでいなして減衰させているフレームはそう多くありません。振動吸収性”だけ”を取り上げるならRSじゃない785の方が更に優秀だと思いますが、785 RSも充分に優れていると感じます。

軽量なフロントフォークはウルトラハイモジュラスカーボン素材。非力な私のパワーでは全くヨレない高剛性なのに、振動吸収性は優秀。

剛性感

柔らかさやイヤな硬さを感じないスイートスポットの広いデカラケみたいなフィーリング。鬼剛性の貧脚お断り「鍛え直して出直してこい!」と、お説教さてているようなフレームとは全く異なります。間口が広くて幅広い乗り手や乗り方に寄り添ってくれる、以前からのLOOKのフィーリングは健在です。私の貧脚ではウィップを感じませんが、跳ね返されるような剛体感がなく、まったりライドにも違和感なく使えます。

硬さは感じないのに踏み込み剛性はしっかりしていて、柔らかさも感じない。自然体で乗り手に寄り添ってくれる懐の深さを備えているフレームだと思います。しっとり柔らかでもなく、どちらかというとパリッとした踏み心地なのですが、自然で微妙な逃がしがあるような、駆動ロスを生まない絶妙な剛性感。

剛性を落とさないで振動吸収性を上げている、高次元でバランスの良いフレームです。

MAVIC R-SYS SLRを履かせると、インフレーター、ボトルケージ、サイコン&カメラマウント込みの実走状態で、UCI車両重量規定の6.8kgを軽く下回ってしまう軽量車。

ホイールを筆頭に好みの部品構成で組めば、まったりツーリング、ロングライド、ヒルクライム、ロードレース、どんな用途にも使えて、気持ちよく走れるバイクです。平地も下りも安定していて、決して登りだけのバイクでないです。

特化型には部分的に、より優れた性能があると思います。785 HUES RSは高性能オールラウンダーといえるバイクです。どのようなシチュエーションでも、楽しく軽やかに走れます。

あえて言えばヘッドチューブが長めなので、ハンドルを下げるポジションの場合には、フレームサイズの選択は慎重に。

竹の塚店 井田

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